私の住む群馬県吾妻地方は、北信州〜佐久〜日光へ続く街道筋にあたります。
中山道の裏街道、とか草津街道といわれる道筋です。
独特の文化が古くから育まれていました。
その一つが双体道祖神信仰です。
古代中国 漢 における旅行安全の神でした。日本には古くから「悪霊や厄の進入を達塞ぐ神」さえの神(塞の神)・ふなとの神(岐の神)信仰があり、これが融合して道祖神として祀られるようになったと、いうことです。
名前は道祖神で旅の神様のようですが、男女二神が仲良くてを取り合っている睦まじさからは、
縁結び、子孫繁栄、拡大解釈して、五穀豊穣の神様でしょう。

小正月行事とも縁の有る神様です。

 

漆貝戸地区の国道145号線脇にある道祖神です。
仲良く手を取り合ったり、などを通り越してかなり過激です。
男神の優しい顔、女神の両腕に込められた想い。
ツルリとしたお尻、なかなか^^
像下部の紅色は、原石の色のようですが、雰囲気を盛り上げています。


姉山地区に二つ有る内の一つ。

全体的に丸みのある姿
お顔も丸みのあるほほえましいお二人です。

郷原地区にある、産土神社 榛名神社境内に二体有ります。
明和二年とあります。西暦にすると1765年です。
今から二百五十年前の人たちは、どんなことを考えていたのいたのでしょう。

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